人のために、と思ってやっているのですが、やってあげるつもりがちゃっかりこちらも頂いていることが多く、実はこれってキャッチボ-ルなんですね。大概どこからか投げ返してくれる方がいらっしゃいます。被災地でも、津波を吸った畳の重さ、夏のハエや臭いも厳しいものがありましたし、畑を覆ったヘドロの粘土状態を剥がすのにはへっぴり腰を相当使いました。冬は冬で寒さも厳しく、もちろん被災者の皆さんの方が何十倍何百倍も大変ではありますが、ところが被災者の皆さんにはなにやかやと逆に気を遣っていただいて、本当にこちらが頂くことの方が多いくらいです。おかげさまで結構楽しくやらせていただいていますし、ありがたいことです。
が、楽しくやらせていただいてはいるのですが・・・、震災ボランティア数は、どこかで人が100人集まった中には該当者がいない、1000人集まってやっと数人、というのが実数です。これを多いとみるか少いとみるか人にもよるでしょうが、極めて少数派ではないかと思っています。もちろん、震災以外の現場でボランティア活動をしている人も多いと思いますが、すでに年金をもらっている自分としては、暗然となってしまいます。今の年金も高齢化社会も世の中全体が、20歳代30歳代40歳代の働き盛りの皆さんが支えてくれているのですから、もっとこうした若い皆さんが仕事でもボランティアでも存分に活躍できるような環境を作ってあげたいものです。年金世代は、老いの頑なさを押し付けることなく、己の名誉の立場に媚びることなく、若い人たちが伸び伸びと活躍できる環境作りを検討していただきたいと思います。前ペ-ジでもお話ししましたが、お互いに助け合い支え合いながら生きているわけですから、自分も人に支えられ、自分も人のためにやるというのは、人として人間としての義務ではないかと思われて仕方ありません。(日本では任意の善意と考えられているようですが)。自分だけ良けりゃいい、自分が間違っていても認めずに言い張る、悪いことしても裁判や戦いに勝てば正義、というのは、20世紀で終わらせて、新しい21世紀を歩んでいきたいものです。もっと、若い人たちや世の中にありがとうと言っても良さそうに思いますし、お返しもする必要があると思います。
人のためにと思いながらも、特に仕事では相応の報酬はいただけないことのほうが多いくらいで、気落ちもしてしまいますが、まだまだ修行が足りないのかとさらに落ち込んでしまいます。それでも、それでもやはり仕事もほかのこともボランティアも、人のために精いっぱいやらなければと思い直して・・・、その繰り返しですねぇ・・・はい。
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応援しています。皆さんも参加しませんか?
視覚障害者と一緒に山歩きを楽しんでいる会
「六つ星山の会」 http://www.mutsuboshi.net/
障害者のヨット競技に取り組んでいる会
「NPO日本障害者セ-リング協会」 http://homepage2.nifty.com/charity-net/
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視覚障害者も映画を楽しめる音声ガイド活動をしている会
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